八十路に向かって-Go for 80!

人生いつのまにか七十年過ぎ八十に向かう老婆の独り言です。

六年前の一通の手紙

おはようございます。

Go for 80! のカメです。

ここに引っ越してきて一年が過ぎ、先日和歌山の古民家から少し荷物を持ち帰ったのでその整理も兼ねて押し入れの中の片付けをしました。

そこで古い手紙、年賀状、カード類の束を見つけました。

実は私たちは六年前の2018年12月に年賀状をこれから失礼する旨の手紙をそれまで交流のあった人たちに送ったのです。

それに対する返信として丁寧に封書で返してくださった方がいました。それを今回見つけて懐かしく拝見したのです。

その方は我々より10歳ほど年上で研究員としてKANSAS State Universityに来られていた時に学生だった我々と交流するようになって以来の付き合いの方です。

彼は某国立大学の教授を長くされていて化学関係の研究者でした。手紙をもらった時には大学を退官されて名誉教授という立場で関西の某化学会社で主に化学実験を担当されていました。

2018年に最後のお手紙を頂いた時には肺がんの手術をして4年半経過と記されていたのでおそらくもうこの世には居られないと推測します。奥様を先に亡くされていましたが、お一人で頑張っておられる様子が伝わってきました。娘さんやお孫さんたちと楽しい交流があったようでした。

そのお手紙の中に2014年頃に世間を騒がせたSTAP細胞のことが書かれていました。

小保方氏が研究指導を受けられた早稲田大学の先生のことにも触れながら

結果として、優れた才能が抹殺されたと思っていると書いておられました。

以下引用

「2年ほど前でしょうか工業新聞に小保方氏のSTAP細胞に関する研究は正しかったことが小さい枠で報じられました。実験者はカナダのお方とイギリスのお方だったと記憶しています。大衆紙は人を傷つける時には大々的に扱いながら、この正しかったという事の報道はしてなかったように思います。」

 

彼からの手紙を読み返しながら

彼が最後に私たちに伝えたかったこと、6年前にはさらっと読み過ごしていたことが改めて胸に重く刺さりました。

 

お読みいただきありがとうございます。

良い一日になりますように

みなさまの健康と安全をお祈りします。